顕微鏡でミクロの世界を覗こう

2024年11月10日(日)、基礎コースでは「顕微鏡でミクロの世界を覗こう」を実施しました。農学研究科の池田健一先生から光学顕微鏡と電子顕微鏡の違いについてレクチャーを受けた後、実際に顕微鏡を使って実習を受けました。受講生は「顕微鏡はどこまで拡大できるか?」「顕微鏡は何に使えるのだろうか?」と疑問がいっぱいでワクワクです。光学顕微鏡を使った実験では、松尾栄子先生に指導を受けながら、自分の頬の細胞採取して、細胞の核や口の中に共生している細菌を観察しました。なかなか焦点を合わせるのが難しく、100倍の対物レンズで拡大した画像は記念に写真撮影しました。さらに、電子顕微鏡では、走査型電子顕微鏡(SEM)と透過型電子顕微鏡(TEM)を使った実習を受けました。前々回の「森林植物園のふしぎ」で採取したひっつきむしをSEMで観察すると、肉眼ではわからなかった植物の姿が見えてきました。TEMの観察では、植物の葉を薄い切片にして細胞の断面を観察しました。

セッション最後の振り返りでは、同じ電子顕微鏡でも画像の見え方が全く異なることがわかったという声がありました。